体外受精と密接な関係にある非配偶者人工授精について、ここで解説していきます。
不妊治療として体外受精とも関係があるといえるものに、非配偶者人工受精があります。非配偶者人工授精とは、その夫婦において夫が無精子症などのような症状から、精子で妊娠することが不可能であるような場合において、夫以外の精子で人工受精する方法のことを指します。ただしこの方法は体外受精は認められてはおらず、その実行のためには様々な条件があります。
体外受精以外の不妊治療である比配偶者人工授精ですが、その精液の提供者となるのは、条件として遺伝性の疾患や性病などの既往症、エイズなどの危険性がないことが確認された、母体に対しての妊娠させるための能力が高い精液をもった若くて、健康な人が対象とされます。そのため、不妊治療としての有効性は高いとされています。
体外受精以外の不妊治療である比配偶者人工授精では、そのドナーの匿名性を守るために、同様の血液型別に、10人から15人ほどのドナーを常に確保しています。さらには、そのドナーに対しての定期的な感染症の検査も行われ、同じドナーからの子供が多く増え過ぎないように、1人のドナーは15例の妊娠が判明した時点で、外れることになっています。